金沢駅
金沢駅
順番が逆な気がするが、今回は金沢駅の感想を書いていこうと思う。
個人的に、3連続で旅行記録のような感じになっているのは好ましくなく、あれ以来あまり建築に触れていない証拠のように感じる、反省すべきだろう。
金沢駅の設計は白江龍三という建築家だ。
特徴的なのはやはり鼓門と呼ばれる大きな門と、その後ろのもてなしドームだろう。
鼓門にはトガサワラという木材を使用している。
鼓門の大きな柱の中には排水管があるため、雨水処理はそこでしているのだろうか。
もてなしドームは雪や雨を遮るために作られた鉄骨とガラスの大空間。
単純に大規模ですごい、また、ほぼ外と変わらず光が入るので明るいが、天候から人々を守ってくれている。
この日はたまたま少し雨が降っていたため、鼓門を通り過ぎると濡れる状態だった。
そのおかげか更に鼓門の外と内部空間が明確に分かれているように感じた。
鳥居のようにも感じる見た目なおかげか、神社に行った際の神聖な空間に入ったと感じる瞬間と近しいものを感じた。
神社では、神に守られているような感覚があるのと同様に、鼓門を過ぎるとドームに守られる、一種の安心感に近いものを感じた。
写真は鼓門の下から撮ったものだ。
これを見ると言いたいことが少しだけ伝わるかもしれない。
天候や時刻によって表情が変わり、人が大勢集まる場であるにも関わらず安心感のある素晴らしい建築だと思うと同時に、ドームは鉄骨だが、やはり木材の門があることで温かみを感じられる、木材のすばらしさを強く感じた。